旭川延伸の必要性と意義

  1. 三大都市
    旭川・札幌・函館の
    交流・連携が必要

    旭川と札幌・函館を短時間で結ぶことにより、北海道の三大都市圏が一体となり、観光・ビジネスの基幹軸が形成されます。

    ※北海道交通政策総合指針(H30.3)より。

  2. 多雪寒冷地域に
    冬季安定輸送の
    実績豊富な新幹線を

    北海道では、厳冬期の降雪により、鉄道(在来線)の運休・遅延、高速道路に閉鎖・事故、航空機の欠航・遅延等の交通障害が発生します。豪雪地帯を通る上越新幹線、北陸新幹線、東北新幹線は、様々な雪害対策(貯雪、融雪、開床など)によって、雪で運休したことは殆どありません。「新幹線」は雪に強く、安定的な輸送が確保できます。また航空機との分担と相互補完が期待されます。

  3. 札幌・旭川間の
    鉄道旅客需要は、
    建設中並びに開業した新幹線
    (並行在来線)に匹敵

    札幌・旭川間の鉄道旅客需要は、北海道新幹線(函館↔札幌)や西九州新幹線に匹敵します。

    新幹線の並行在来線 輸送密度(人/日)
    (各区間の輸送密度:各JRの公表資料による)

  4. 新幹線整備による
    時間短縮効果は
    こんなにも

    旭川延伸により、東京への鉄道の所要時間が航空機と同程度まで短縮され、航空機の代替交通機関としての役割を果たします。

    ※鉄道(max260km/h)は、国交省資料から推定
    ※航空所要時間(旭川→東京駅)はYahoo!乗換案内による。

  5. 旭川駅から
    主要各駅への到達時間は
    こんなに短縮される

    旭川延伸によって、東京や仙台との所要時間が大幅に短縮され、関東・東北地方と北海道の交流が促進されます。また、札幌まで30分、函館まで1時間15分となり、ひとつの都市圏を構成することになります。

    ※新幹線 1:国交省資料参考
    ※新幹線 2:最高速度が360km/hの場合
    ※航空所要時間はYahoo!乗換案内による。

  6. 速度360km/hで、
    旭川・札幌間の旅客は
    50%増加する

    旅客需要は、公表資料より、概略推定しました。東京・旭川間の所要時間4時間半が前提となりますが、札幌・旭川間の駅間通過人員(優等列車)が50%程度増加します。

    ※新幹線整備前:2015年全国幹線旅客純流動調査(国交省)より推定
    ※新幹線整備後:2015年全国幹線旅客純流動調査(国交省)より推定(時間短縮効果勘案)

  7. 訪日外国人を
    観光資源豊富な
    道北・オホーツクへ

    北海道の人口は、減少を続けていますが、国のインバウンド施策により、外国人来道客は増え続けています。定住人口減少1人分の年間消費額は、訪日外国人旅行客8人分に相当します。

    ※観光庁資料人口:住民基本台帳(北海道HP)
    訪日外国人来道者:北海道経済部観光局HP

※令和2年旭川商工会議所発行
「北海道新幹線さらに北へ-旭川延伸の実現に向けて-」
より転載