想定される建設計画の概要

  1. 自然環境・社会環境を考慮し、
    利便性・高速性を
    発揮する計画

    札幌・旭川間のルートは、現在の函館本線に沿って、地形・地質、市街地、環境などを考慮しつつ、高速性を発揮できるよう、出来るだけ直線的に設定し、在来線との乗換利便性を考慮した中間駅を配置します。
    駅位置、駅数については、高速性を発揮できるように、現在の特急停車駅、人口集積度、在来線との接続を考慮して設定します。

  2. 高速性を
    考慮した
    線形条件等

    最高速度360km/h運転が可能となる線形条件を設定します。

    項目条件記事
    最高速度360km/h従来は260km/h
    最小曲線半径6,000m(500m)( )はやむを得ない場合
    最急こう配15%(35%)( )はやむを得ない場合
    ホーム長10両編成対応【260m】東北新幹線直通を考慮
    構造単線東北新幹線直通を考慮

  3. 建設費の
    地元負担は1〜2割

    建設費はJRが支払う貸付料等と国(2/3)・地方(1/3)負担で賄われますが、地方交付税措置により、地方の実質負担は1〜2割程度になります。
    また、保有主体は、沿線自治体に固定資産税を納めます。

    整備新幹線財源構成(現在のスキーム)

    ※地方負担=(総建設費 - JR貸付料)×1/3
    ※実質地方負担=地方負担×0.1+地方負担×0.9×0.27〜0.45

※令和2年旭川商工会議所発行
「北海道新幹線さらに北へ-旭川延伸の実現に向けて-」
より転載